《二回戦》

2/53
84人が本棚に入れています
本棚に追加
/272ページ
朝8時前。 この部屋には、窓がないため、実際に朝が来たのかどうか、実感が沸かない。 オレたちは、この部屋に唯一ある時計で、今が朝の8時前だと認識している。 ゲーム発表の時間が迫るにつれ、その内容を知るために、みんなスクリーンの前に集まり座った。 時計の長針がちょうど12を指すと同時に、スクリーンにピエロが映し出された。 『みなさん、よく眠れましたか。 それでは二回戦の内容とルールを説明します。 一度しか言いませんで、よく聞いておいてくださいね。』 オレは、息を呑んでピエロの言葉に耳を傾けた。 次のゲームは何だ。。。 出来れば男女差がないゲームにして欲しい。 そう思っているとピエロが二回戦のゲームを発表した。
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!