プロローグ

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 「では姫様、ここでお待ちください。」  「あ、姫様と呼ぶのも禁止です。」  「・・・ではなんとお呼びすれば?」  「そうですね・・・ではエスティと呼んでください。」  「わかりました。エスティ・・・様」  「それと、言葉使いも変えないとダメですね。リース。これからはタメ口で話してください。」  これから姫様とは冒険者としての仲間となる。素性がばれるといろいろと面倒なことになるかもしれないから、当然の判断だろう。ならばこちらも遠慮はしない。  「ではあなたもその言葉遣いは止めてくださいね。」  「わかりました。ではよろしく。リース。」  「よろしく。エスティ。」  私とエスティの冒険者としての物語はここから始まる。
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