プロローグ

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式場に入ると、孤児院の院長の寿郎(としろう)さんが真っ先に目に入った。 優しいおじさんで、俺の学校の行事には絶対来てくれた。 そして、院長夫人の正子(まさこ)さん。 料理が美味しくて、母さんに雰囲気が似ている。 だからついつい甘えてしまうのだが。そんな俺も受け止めてくれる、優しいおばさんだ。 正子さんの隣に何気なく目を向けると、 …柿田正彦? と、暁子姉ちゃんの写真? どういうことだろう…
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