プロローグ

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「1人が辛いなら、わたしが手助けをする。 だが6年踏ん張れ。 そのとき迎えにくるから。」 泣いている俺の頭をなでて、去っていく老人。 『迎えにくる』 俺の心に、その言葉がスッと染み込んできた。 「…おい!名前は? 俺は神谷悠介(かみやゆうすけ)だ!」 老人が振り返って笑う。 「柿田正彦(かきたまさひこ)だ。 ではな、悠介」
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