プロローグ

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闇色の空間がある まるで宇宙のようだが、そこには太陽も月も惑星も、何もない。 ふわふわと無数のシャボン玉のようなものが漂っているだけの果てなき世界… それはまるで、儚い夢や幻が弾けて消えるように――― パッ…と世界が消えていく音なき音がする それと同時に、どこかでホゥと世界が生まれ漂い始める音なき音がする "そこは不可能と可能が矛盾に繰り広げられる世界" いろんな世界のシャボン玉の中に生きては、弾けて死んでいく 矛盾した世界『宇宙-ソラ-』を 世界という『シャボン玉-ホシ-』が いくつも漂っている また今宵も 世界が生まれ、限りある時を刻み始めた…… さて、今度の世界は、どのように輝き、弾けて消えてゆくのだろうか? それは、誰にもわからない…… .
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