彦星誕生

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「何だこれ?」  箱の中身を確認するとひとつの紙が入っていた。  紙の内容はこの指輪を着けてテレビをつけてくださいという内容であった。  光は半信半疑のまま指輪を着けて、テレビをつけた。  ――つけた先には、お昼のあのサングラスの人が映っているわけでもなく、テレビには天の川が映し出されていた。 「天の川……」  不思議に思った光は、新聞のテレビ欄で今の時間のテレビを確認する。やはり、天の川を映すようなテレビは、やっていない。  光がテレビの前で不思議がっていると、テレビの中の星、アルタイルの星が青白く輝き始める。  その光はやさしくすべてを飲み込むような感じがした。  光はだんだんと輝きを増していき、直接見れないほどの輝きになる。 「まっまぶしッ!」  光は眼をつむった。  数秒して、光は少し目を開けて光が収まっているのを確認して目を開ける。
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