第1章:影、紅魔館にて

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咲「次は貴方が名乗る番よ。貴方は誰で、なんでこんな所で私を襲ったのかをね」 影「……」 そう言い、威圧感を増す咲夜だが、シャドウは無表情に咲夜を見返すだけだった。 咲(なんて目なの。まるで感情の見えない硝子のような目……) そうして数分間睨み合っていたが、シャドウが突然、口を開いた。 影「……シャドウ」 咲「え?」 影「……俺の名前だ」 突然のことに、一瞬呆けた咲夜だったがシャドウの言葉にハッとする。 影「……突然襲ってすまない、突如現れた君を敵と勘違いしてしまった」 咲「そう、ならしかたないわね。この森は結構危ないしね」 無表情ながらも頭を下げて謝るシャドウに、咲夜は構えを解きそれを許す。
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