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咲「次は貴方が名乗る番よ。貴方は誰で、なんでこんな所で私を襲ったのかをね」
影「……」
そう言い、威圧感を増す咲夜だが、シャドウは無表情に咲夜を見返すだけだった。
咲(なんて目なの。まるで感情の見えない硝子のような目……)
そうして数分間睨み合っていたが、シャドウが突然、口を開いた。
影「……シャドウ」
咲「え?」
影「……俺の名前だ」
突然のことに、一瞬呆けた咲夜だったがシャドウの言葉にハッとする。
影「……突然襲ってすまない、突如現れた君を敵と勘違いしてしまった」
咲「そう、ならしかたないわね。この森は結構危ないしね」
無表情ながらも頭を下げて謝るシャドウに、咲夜は構えを解きそれを許す。
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