第1章:影、紅魔館にて

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時は、シャドウが紅魔館へ移動中の所まで遡る。 ~紅魔館内~ シャドウと別れ、先に紅魔館へと戻った咲夜は大きな扉の前にいた。 コンコンッ 咲「お嬢様、咲夜です。」 ?「入りなさい」 扉をノックし、自分の名を告げると中から幼い、しかし威厳に満ちた声が聞こえてきた。 ガチャッ ?「どうしたの咲夜、何か急用かしら?」 中に入ると中心に豪華な椅子があり、その上にはお嬢様、この館の主が座っている。 紫がかった髪に幼い顔、されどその顔にある紅い目は人を惑わし、鋭く尖った八重歯は人の血を吸う牙。 背中にある羽はまるで蝙蝠のよう。 そう、この館の主は吸血鬼なのだ。 咲「はい、スキマ妖怪が落とした外来人をこの近くで拾いまして、その外来人の入館の許可をいただきにきました」
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