91人が本棚に入れています
本棚に追加
時は、シャドウが紅魔館へ移動中の所まで遡る。
~紅魔館内~
シャドウと別れ、先に紅魔館へと戻った咲夜は大きな扉の前にいた。
コンコンッ
咲「お嬢様、咲夜です。」
?「入りなさい」
扉をノックし、自分の名を告げると中から幼い、しかし威厳に満ちた声が聞こえてきた。
ガチャッ
?「どうしたの咲夜、何か急用かしら?」
中に入ると中心に豪華な椅子があり、その上にはお嬢様、この館の主が座っている。
紫がかった髪に幼い顔、されどその顔にある紅い目は人を惑わし、鋭く尖った八重歯は人の血を吸う牙。
背中にある羽はまるで蝙蝠のよう。
そう、この館の主は吸血鬼なのだ。
咲「はい、スキマ妖怪が落とした外来人をこの近くで拾いまして、その外来人の入館の許可をいただきにきました」
最初のコメントを投稿しよう!