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人込みの中で君を見かけた
あの頃の僕には
君の気持ちなんて分からなくて
まだ肌寒い春の日
僕と君は出会った
太陽のような
あたたかさと
月のような
寂しさを持っていた君に
僕は惹かれ始めて…
はじめは深い想いなんかじゃなくて
なのにとめられないくらい
好きになっていたんだ
人込みのなかで君を見かけた
君は僕に気付いたけど
見てみぬフリをした
声をかけたかったけど
僕にはそんな勇気なんてない
あの頃の僕には
君の気持ちなんて分からなくて
君に想いを伝えたくて
二人 距離を少しずつ
縮めてた
君に想いを伝えたくて
僕は君に想い 伝えた
君の答えは…
君の表情は…
君の気持ちは…
「ありがとう」
ただ一言で
人込みの中で君を見かけた
あの時僕が君に想いを
伝えなきゃ
こんなに辛くなかったのかな
でもあの頃の僕には
君の気持ちは分からなくて
君の気持ちは分からなくて
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