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華菜が立ち直ったら逝く、そう微笑んでいた。
玲哉さんが信じた通り華菜さんはだんだんと立ち直っていった。
長男の椿(ツバキ)くんにもだいぶ支えられたようだ。
小学生ながらしっかりした椿くんは自分も悲しいだろうに一生懸命華菜さん、お母さんを励ました。
お母さん、今日ね、そう言ってたくさん話しかけた。
お母さん、今日ね、テストで100点とったんだ。
お母さん、今日ね、図工で描いた絵を先生が褒めてくれたんだよ。
そんな椿くんに励まされたのか華菜さんはどんどん元気になっていった。
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