第1話

3/5
前へ
/114ページ
次へ
紗恵は上目遣いでキラキラした目を私に向けた。 「深優、今日の校長先生の話 聞いてたぁ??」 いきなり何を言い出すのかと思えば・・・。 でも この紗恵の顔は ぜっっったいに 何かを頼み込んでくるに決まってるから 少し身構えながら紗恵を見た。 「いつも通り ほとんど聞いてなかったけど・・・」 そういうと紗恵は 少し考えた後 「じゃあ、もうすぐ何がある??」 と聞いてきた。 秋に差し掛かってきて 少し涼しくなったこの頃。 何がある――、・・・あ。 「ぶ、文化祭??」
/114ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加