第零章

2/2
前へ
/12ページ
次へ
昔々あるところに 不思議の国 と言う国がありました。 そこは灰色の雲に覆われ木々は無造作に生い茂り、そして人を寄せ付けない雰囲気の城があるだけでした。 そこへ行く術は 不思議の国の女王に招待される者か罪を犯した者か、はたまた勇気のある者か… その何れかでした。 ある街では "不思議の国" は遠い昔の言い伝えとされていました。 それは、悪い者・罪人は不思議の国へ行けると言う内容でした。 街の皆は怖がり 不思議の国を恐れました。 けれど、 不思議の国へ行きたい という変わった方もいるみたいですよ。 ほら… 聞こえますか? また誰かが 不思議の国へ 足を踏み入れたみたいです━━━━━━… .
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加