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昔々あるところに
不思議の国
と言う国がありました。
そこは灰色の雲に覆われ木々は無造作に生い茂り、そして人を寄せ付けない雰囲気の城があるだけでした。
そこへ行く術は
不思議の国の女王に招待される者か罪を犯した者か、はたまた勇気のある者か…
その何れかでした。
ある街では
"不思議の国"
は遠い昔の言い伝えとされていました。
それは、悪い者・罪人は不思議の国へ行けると言う内容でした。
街の皆は怖がり
不思議の国を恐れました。
けれど、
不思議の国へ行きたい
という変わった方もいるみたいですよ。
ほら…
聞こえますか?
また誰かが
不思議の国へ
足を踏み入れたみたいです━━━━━━…
.
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