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((飛鳥))
「あ...」
ほっぺに落ちてきたのは今年一番、綺麗に咲いた桜の花びらだった。
((飛鳥))
「もう、散ってきてるんだ。早いなぁ...」
((晴輝))
「あ、桜?早いよなぁ。俺らの入学式もこんなに咲いてたよな。あれから3年かぁ」
((飛鳥))
「あ、晴輝。おはよー 早いよねぇこの前まで林間学校行ってたのに...この前まで修学旅行行ってたのに.....
あれ、なんでだろう涙でてきた」
((晴輝))
「おいぃ、泣くなんて早ぇよー。」
((飛鳥))
「そ、そうだよね。早いよね、ハハハ...」
((晴輝))
「だ、だから泣くなよ。」
晴輝が鼻をすする音がした。
((飛鳥))
「晴輝だって泣いてんじゃん...。ほんっと涙もろいんだから。」
((晴輝))
「う、うるさい。泣いてなんか...ない。」
((飛鳥))
「フフフ...。」
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