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スクリーンに映り出したのは今回の作戦の内容。だがこんな大人数で一つの作戦に集中させるわけがない。このスクリーン一つでいくつかの作戦が載っている。
スクリーンには複数の作戦があった為重要な部分しか映し切れてない作戦があったり詳細について少々ばらつきがあった。こういうときに携帯の出番。実はこの携帯、僕が自分で買った物ではなくベルトと同じように悪の組織の物。だけどこれは寄贈されたに近いので事実上僕の物。
様々な機能が付いている特別製携帯に今回の作戦について送られてきているはず。それを見れば詳しいことも載っている。
ええと、どうやら僕は……外で撹乱する部隊らしい。要は暴れてこいってことか。
照明が再び灯り部屋全体が明るくなると、用を終えたスクリーンは上へと上がっていった。そうすると下級戦闘員は次々と自分達の作戦場所へ向かう。
向かう方法はそれこそ沢山ある。僕の場合車で行くことになっているが、どんな方法だろうととにかく正義の味方にバレないようにしなければならない。
必要な物を持っているか改めて確認する。忘れ物は洒落にならないからな。
最低限武器とこの戦闘服さえあれば大丈夫。一応喉が渇いた時の為に財布を持って、後お守りも持っていこう。安産とかなんか書いてあるけどお守りなんてどれも一緒だろ。
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