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「明日は何か特別な仕事か?」
「あぁ、大事な仕事だ。」
「……。」
「着いていったりしないでくださいね。」
「だ、だだ誰がそんな真似するか…!」
「声裏返ってんじゃん。」
「………」
「……」
「…………」
「…な…「来るなよ」」
「因みに、私も用事があって居ませんので……。」
「…なん…だと…」
「お前は留守番!」
「…ふんっ…」
「随分と、素直ですねぇ…」
「……」
耳は垂れ下がり、目に見えてションボリしている。
「…着いてきてもいいけどさー…」
「!!」
「危険な場面になったら絶対に逃げろよ。」
「私は倒したことがあるぞ!」
「あれは下級悪魔だ。明日は上級しか居ないの!」
「……」
「分かったな?お前の安全を考えてるんだぞ。」
「…うむ…」
「じゃ、俺は風呂行くぜ。」
「はい。」
「あとよろしく。」
ジャックはひらひらと手を振りながらバスルームに向かっていった。
「おい、執事。」「みーちゃんと「うるさい」」
「私にも道具を寄越せ」
「…は?」
流石のミカエリスも困惑している。
「私は猫又だぞ?」
「…はい…。」
だからなんだと言う顔だ。
「それも相当な力を持った」
「…えぇ…あの、何が言いたいのでしょうか?」
「……まぁ、見ておれ…」
「っ…!?」
ボフンという音を上げ、銀夜の体は煙に包まれた。
―――煙が晴れるとそこにジャックが立っていた。
「…ある、じ…?」
「どうだ驚いただろう!」
声までジャックそのものである。
「…まさか…」
「あぁ……変化だ!」
「っ…!」
「だから私にもエクソシストが使う道具を寄越せ!」
「しかし…道具があれば良いという訳ではないのです。」
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