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「おい!おい、ジャック!」
「……なんだ俺を笑いに来たのか…」
「馬鹿なことを言ってないで開けろ!」
「俺だってなぁ!俺だってなぁ…!これでもこの名家の主なんだぞ!!」
「分かったから開けろ!!」
「なんだよ!?……あ。」
「持っていけと頼まれた。」
「…お前……可愛いな…」
「うるっさい!!!」
「ちょっ……耳…耳痛ぁっ…!!」
「早く受け取れ!」
「はいはい。」
かなり不機嫌になってしまった銀夜は、聖書を渡すと自分の部屋に戻って行った。
「か、可愛いはダメだったのか…?」
ジャックは悪いことをした、と思いながらも明日は早いため眠りについた。
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