7人が本棚に入れています
本棚に追加
「…主…」
「……ん…」
「おや…」
早朝6時、ミカエリスはジャックを起こしに来たのだが、揺すった瞬間寝返りをうたれてしまった。
「主、朝ですよ」
「…んぁー…後5分…」
「いけません。」
「………」
「遅刻なさいますよ!!」
「…分かったよ…着替えるからあっち行ってろ。」
「はい」
直に来るだろうと思い、大人しく部屋を出る。
「な゛ー…」
「お早うございます。……酷い声ですね…」
「……。」
「ここは寒い…下へ参りましょうか。」
「に゛ゃー…」
「何か酷い声が聞こえんだけど」
仕事着に着替えたジャックは寒そうに廊下に出てきた。
「おや…随分とお早いですね。」
「早く一階に行きたくて。」
「えぇ、下は暖かいですよ。」
ジャックは一階に着くと、銀夜と一緒に暖炉の前を陣取った。
ミカエリスはその間に朝食の用意を終わらしている。
「さぁ、席へどうぞ」
「ん、オーケー…」
最初のコメントを投稿しよう!