第四節

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「…主…」 「……ん…」 「おや…」 早朝6時、ミカエリスはジャックを起こしに来たのだが、揺すった瞬間寝返りをうたれてしまった。 「主、朝ですよ」 「…んぁー…後5分…」 「いけません。」 「………」 「遅刻なさいますよ!!」 「…分かったよ…着替えるからあっち行ってろ。」 「はい」 直に来るだろうと思い、大人しく部屋を出る。 「な゛ー…」 「お早うございます。……酷い声ですね…」 「……。」 「ここは寒い…下へ参りましょうか。」 「に゛ゃー…」 「何か酷い声が聞こえんだけど」 仕事着に着替えたジャックは寒そうに廊下に出てきた。 「おや…随分とお早いですね。」 「早く一階に行きたくて。」 「えぇ、下は暖かいですよ。」 ジャックは一階に着くと、銀夜と一緒に暖炉の前を陣取った。 ミカエリスはその間に朝食の用意を終わらしている。 「さぁ、席へどうぞ」 「ん、オーケー…」
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