第四節

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‐会議室(上層部)‐ 「それでは、作戦会議を始めます。」 「おー…」 「どうしたジャック、シャキッとしろ!」 「眠ぃ…」 「これだからガキは…」 「何故あんな奴が上層部に…!」 先に発言した男の名は、ラミネス・フレイラー(28) 性格がひねくれており、他人を信じようとしない。 故に誰からも信用されてない。 続けて発言した男の名は、ソルト・ナマード(27) ラミネスを尊敬しているのか、常にラミネスの味方をする。 ヘタレだが、実力はあるらしい。 「いい加減にしろよ、俺のハートはガラス製なんだよ。あんま言うと泣くぞコラ。」 「次いでに死んでしまえ。」 「そうすればラミネス様のライバルがまた一人減る…!」 「はい、お静かに。」 「…フン…。」 「……。」 「…で、作戦は?」 「…先ず、場所は大きな廃校です。人通りが少ないとはいえ、充分に注意して下さい。」 「…通報は誰からなんだ?上級の気配なんて早々分かるもんじゃないだろ」 「そうなのですが…通報者は分かりません。」 「既に憑かれた者は?」 「まだ出て居ません。なんせ、ここが住処になってからまだ一週間も経っていませんので…」 「状況いいね。」 「でも敵の情報が少ないの。」 「偵察はどうした?」 「…それは……」 「死んだよ。」 「なんだと…!!」 「だから雑魚に偵察を任せるなと言ったんだ。」 「下層部の連中は信用出来ませんしね!」 「おい!失礼だろうが!!」 「事実だ!」 「そうだそうだ!」 「てめぇらっ…」 「やめろよ!!」 「「!!」」 一際大きな声を上げたジャックにラミネスとソルトは驚いたようだ。 先程までの勢いは一瞬にして消えていた。 「お前らだって元は下層部だろ。」
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