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「…チッ…」
「おい、舌打ちとかやめろよ地味に傷付きました。」
「もういいよ廃校行こうか。」
「すいません続きをお願いします。」
「…今回は、上層部だけで仕事を行います。」
「平気なのか？」
「えぇ。下層部の方々を連れて行くのは…無駄ですので。」
「…で？」
「ラミネス、ソルトに先に入って様子を見てもらいます。」
「敵に遭遇したら？」
「一匹も逃がさないで退治しろ、と言われております。」
「…了解した。」
「次にグライと私が突入します。大部分の悪魔は退治されているでしょう。」
「ねぇ、俺は？」
「ボスを探して討つことがアンタの仕事よ。」
「あ、分かった…。」
「なら、即出発だ。」
「30分後､廃校に集合して下さい。」
――――――――――――
ジャックは言われた通り、5分前に廃校の門の前に着いているのだが、誰も居ない。
「…どういうことなの……」
辺りを見回すが人影は見えない。
「え、5分前行動は常識でしょ？俺間違ってないよね？」「おい」
「待ぁってたよぉぉ……お？」
勢い良く振り向いたジャックの目に映ったのは、身長185cm程のイケメンだった。
「……クッソッ！！！」
「っ…」
「俺より背高い奴は皆死んじゃえばいいんだ…」
「殆どの人間が死んじゃうからやめてエエェェェエエエ！！」
「分けろよ！身長分けろよ！！俺だって背ぇ高くなりたいんだよオオォオオオ！！」
「何この子めんどくさい。」
「どうせ彼女居るんだろ！恵まれすぎだっ…！！」
「ちょっ、話し聞いt「俺だってなぁ…！」」
「俺だって高い風景見たいよ！！視界を広げたいの！！」
「で、でも…良いと思うぞ、か、可愛くて…」
「……嬉しくねぇよオオォオォオオオ！！可愛いってなんだよ！？俺の男としてのPRIDE考えろよ！！」
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