第四節

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「で、でもほら…第一階級だぜ?」 「はやく退治しなよ。」 「お前行けよ、年上だろ!」 「…し、しょうがな…」 「女性の方が好みだけど、まぁ…顔が良ければ男でもいいかな?」 「…無理イイイィィィ!!無理無理無理無理無理!!」 「ジョン!!早く行けよ!!」 「俺の処女奪われちゃったらどうすんの!?誰が責任とってくれんの!?」 「知らねぇよ、地獄に落ちろ。」 「あぁ、okなのはそっちの子だよ。」 そう言うとアスモデウスはジャックを指差した。 「……ハハハハハッ!どうだい!俺の気持ち分かったか!?」 「はいはい。じゃあ君は襲われる心配ないので行ってらっしゃい。」 「なんでそんなあっさりしてんの?俺バカみたいじゃん。」 寂しそうに腰から剣を抜き、アスモデウスに斬りかかって行った。 「アハハ!遅い遅い!」 「…うらぁっ…!!」 「今のは惜しいね!」 端から見れば楽しそうな風景である。 そして、ジョンの攻撃は全く当たっていない。 「…え、何アイツ弱い。」 「…無理、疲れた。交代。」 ジョンは息を切らし、情けない表情で戻って来た。 「速っ…!!何お前!」 「攻撃当たんなくてイライラするよっ…」 「弱いね。」 「暗くて見えないだけ。」 「…しゃあねぇ…」 「今度は君が相手?」 「とっとと地獄帰れよ…」 「君を殺すことが目的だもん。」 「…!!」
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