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午前1時、
山本 五十六大将
『キミ、淵田君と、南雲君に、これを。
水兵『はっ、確かに。』
山本『間に合えば良いが。』
山本が、
わざわざ「赤城」に乗っていたのには、
訳が、あった。
山本『・・・・たった三機だが、
零戦(れいせん)を
偵察機に、改造出来た事でも、
よしと、しなければ・・・。』
水兵『零式戦偵、三機、発艦準備完了しました。』
山本『急ぎ発艦せよ、開戦はもう、間近だ。』
水兵『はっ。』
甲板をふと眺める。
零式戦夜間偵察機、
零式艦上戦闘機二一型を、
拝借・・・もとい、
余分な兵装を外し、若干の出力上昇
胴体タンクの調整、
予備タンクの分割配置、
フレームの強化、
複座への改造、
兵装こそ、7.7mm機関銃二門と、
後方7.7mm機銃座しかないが、
速度は、高度5000mで、574km/hを
叩き出した。
グォォォオオオ!!
一機、また、一機と、離艦して行く。
最後の一機も、暗闇の中飛んで行った。
二人には、話してあるから、大丈夫だろう。
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