4人が本棚に入れています
本棚に追加
第二次攻撃部隊162機
彼等が、攻撃位置に着き、
仕掛ける。
しかし、残った艦艇、対空砲は、
猛烈な弾幕を展開する。
当たるな、
それはどう足掻いても無理だった。
急降下により、速度の乗った爆撃機は、
容易には、避けられない。
ならば、突っ込むしかない。
爆弾をさっさと敵艦に捨てて、
身軽にならなければならない。
黙って当てられる訳には、いかない。
戦艦の火砲はどんどん迫る。
巡洋艦、駆逐艦も、
当てさせまいと、
持てる力を全力で発揮する。
爆撃機が、やっと重い爆弾を捨てる。
必死に上昇する。
ガガガガガガガッ!!
一機、猛烈な弾幕の中に消えた。
ドドーン!!
爆弾は、戦艦に当たった。
しかし、爆撃機の搭乗員は、
当たったかどうか、
知るよしもなかった。
最初のコメントを投稿しよう!