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イヤな予感はしていたわ。
でも、撤収命令を出さずに散開命令を下したのは、今までの闘いで一度も負けなかった自信…いえ傲りがあったのかもしれないわね。
散開していくマルコとアンドリューの背中を見ながら、私も戦闘に向かった。
その背中が彼らを見た最後だったわ
気づけばマルコもアンドリューも居なかった。
私が戦っているグフも強くて、圧倒的に性能では優位なはずの陸戦型ガンダムでも追い込めなくて、お互いに一進一退のせめぎ合いが続いていた。
私はその時思ったわ。
ああ、私達は負けたんだって。
勝負はもう持久戦になっていたし、数の上でもう闘いの決着は決まっていた。
だから最後に刺し違えるつもりで一撃を狙ったわ。
でもそういう大技は決まらないわよね。
私は負けた。
敵は殺せなかったわ。
後は捕まらないように下水道を逃げたり、ロストフ市街地の知人にかくまってもらったりしながら、今の私に至るってところかしら。」
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