一年戦争 記録

ビースト６ 編

それから１時間。
ビースト６の派手な機体が砂漠を歩いていた。

また勝ってしまった。
４番機のガゼルが被弾して負傷したものの、基地内の敵を一掃し対空陣地を奪還することに成功。
ヘヴィ・フォーク撃沈以来の大戦果だった。

ﾗﾝﾃﾞｨ「今日はご苦労だった！
ガゼル！大丈夫か？」

ﾊﾟﾝｻｰ「どこを怪我したんだ？」

ガゼル「腕の骨…折れた…」

ゼブラ「だらしねぇ……」

ﾗﾝﾃﾞｨ「まぁ、帰って休んだ方がいいな……」

ゼブラ「俺は地上に降りて３０回目の戦闘にして、被弾０だぜ？」

ｱﾘｹﾞｰﾀｰ「すげぇな」ｺﾞｸﾘ

ゼブラ「だろ？」

ｱﾘｹﾞｰﾀｰ「お前が足し算できるとは思わなかったぜ。」

ゼブラ「あ゛あ゛？
テメエ殺すぞ！？」

ｱﾘｹﾞｰﾀｰ「ヒッヒッヒ！
マジかわいいよお前！
妊娠しちゃう！」

勝利の後の下らない雑談。
そんな雑談も束の間、６機の先には母艦である２隻のギャロップが見えてきた。