一夜の夢幻(ゆめ)

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「おまえは 幼き頃から 私を好いてくれていたからな。」 そう言いながら、 朔夜はその白い指で 私の涙をぬぐってくれた。 「あの童が こんなに大人になったのか… 確かに私も 切られる時期だったのかもな」 と独り言を呟く。
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