一夜の夢幻(ゆめ)

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私を抱き締めていた 朔夜の腕の力が 急にきつくなる。 「朔夜、 苦し・・・離して・・・」 「やっと我が手に 落ちてきたおまえを 誰が離そうか」 「え?」 と言ってる間に、 私はなんだか分からない所に 連れて来られた。 「ここ、どこ?」 「我が領域だよ。 さて、今宵は おまえの花を 愛でさせておくれ」
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