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ヒュッ!耳元を通過する音・・・。
とっさに地面へダイブする。
横を走っていた奴も倒れているが、俺とは絶対的に違う点がある。
奴は死んでる。
再び起き上がり走りだす。
目的地まであと3m。
そこで、倒れている生存者を見つけた。
近くには、迫撃砲の着弾痕。
「うぁ。あ・・・あし・・俺の脚・・・」
叫ぶ声は大きいが、そんな叫びを聞く余裕も無ければ時間も無い。
襟を掴むとそのまま、引きずりながら走り続ける。
奴は吹き飛ばされた足が無い分、軽い。
あと1m。
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