1.上陸

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ヒュッ!耳元を通過する音・・・。 とっさに地面へダイブする。 横を走っていた奴も倒れているが、俺とは絶対的に違う点がある。 奴は死んでる。 再び起き上がり走りだす。 目的地まであと3m。 そこで、倒れている生存者を見つけた。 近くには、迫撃砲の着弾痕。 「うぁ。あ・・・あし・・俺の脚・・・」 叫ぶ声は大きいが、そんな叫びを聞く余裕も無ければ時間も無い。 襟を掴むとそのまま、引きずりながら走り続ける。 奴は吹き飛ばされた足が無い分、軽い。 あと1m。
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