7人が本棚に入れています
本棚に追加
ディオンとペアの男は一瞬目を丸くし、苦笑いで言葉を返す。
「さっ…さすがは期待のスーパーエースだな、依頼書選びもスーパーだなぁ…」
ディオンペアは誰もが牽制して取らなかった依頼書を剥がし、部屋の出口に向かう。
「あの依頼書とったぜ、やるなぁ…」
「さすがディオン様、輝いてるわ」
「あいつスゲー強えぇらしいぜ」
「さすがエリート一家、¨ラズポット¨は違うなぁ」
…ディオンが部屋を出た後、ザワザワと屈強な者達は話しだす。
ここは『グリアン・ルーマル』と呼ばれる街、この辺では一番大きく、治安も良い。
『神力(シンリョク)』と呼ばれる力を持つ者達が、仕事を求め集まる。
この街の治安が良いのはそのおかげもある。
この物語は…ここより遥か南西にある小さな村から始まる。
最初のコメントを投稿しよう!