魔女狩

3/3
前へ
/58ページ
次へ
「ところで、この議題にも少し飽きてきたね」 「お前が言い出したことだけどな」 「じゃあ次は……どうして君はいつも棒付きキャンディーをくわえているのか」 「くだらねえ」 「ひょっとするとキャラづけなのかな?」 「何で純粋に好きだからって考えに至らない!」 「だって普通過ぎてつまらないじゃないか」 「お前、さっきまでの話を全否定しやがったな……」 「じゃあ甘党なのかな?」 「まあ、甘いものは好きだな」 「へえ、そんな君にプレゼントだよ。ほら、この赤い棒付きキャンディー」 「ん?ストロベリー味か?」 「ボクのお気に入りなんだけれど、遠慮しないで食べてね」 「そうか。じゃあ遠慮なく…………」 「君とは反対でボクって辛党なんだよね。だから特注で作ってもらいました」 「か……辛ええええええええええ!?」 「その名もハバネロキャンディー!どう?美味しい?」 「水!水をよこせ!」 「喜んでくれて何よりだよ」 「舌が!喉が!焼けるううううう!」 「はっはっは。じゃあまたね」 「死ねえええええ!」
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加