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驚いたように顔を上げる少女に、私も思わず口を抑えた。
芳佳「リーネ……ちゃん?」
ビショップ「い、いや……今のはつい……」
驚いたように見開かれていた芳佳の目にゆっくりと涙が浮かぶ。
芳佳「リーネちゃん?」
ビショップ「いや、私はウィリアムよ?」
芳佳「……そうですよね……」
どんどん自分の英語のイントネーションが丸く、女性的になっていくのを自分でも感じていたが……
まさか、あんな言葉が自分の口から出てくるとは思わなかった。
芳佳「リーネちゃん……」
ビショップ「よ、芳佳ちゃん! ぶぎゃっ!」
芳佳はついに嗚咽を上げ始めてしまう。
私は……なんとか、彼女の涙を止めようと無理やりF-22から両足を引き抜き……顔面から地面に落下した。
芳佳「ビショップさん!」
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