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顔を見られないように素早くご飯を食べた。
ここで泣いてるのがバレたり理由を聞かれたらきっと耐えきれたくなってしまうから。
『ごちそうさま。』
そお言って静かに席をたち学校へいく準備をしようとした。
「ゆい、まだ残ってるじゃない!」
『あんまり食欲ないからいらない』
私は母に背中を向けたまま言った。
「あらそぉ。」
母はそれ以上何も言わなかった。
いつもご飯を残すと口うるさく言う母が
今日は一言で引きさがった。
まぁ私にとっては好都合だったが。
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