たとえどんなに

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私たちは 毎晩長電話が 習慣になっていった 「しもしも~」 『しもしも~』 京の声はなぜか ほっとする 「けぇい?」 『ん?』 「呼んだだけぇっ」 『ゆう?』 「どうせ呼んだだけでしょ!!」 笑い合う 幸せな時間 『すき』 たった二文字の 言葉でも 顔が赤くなるほどに 嬉しかった。 たとえその言葉が 嘘でも 本当でも 信じたかった。 《本当ゎ大好きだったどんな時も》 本当の気持ちなんか言えない .
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