~原因~

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「ああ、実はまだ改良の余地があってな・・・」 ちっ、いつまで隠し通せるか。 「そんなバレバレのうそはやめましょうよ」 まっ、無理か。 だったら・・・。 「分かった、じゃあ隣の研究室から取ってくるから待っててくれ」 「いや、私も同行します。目を離したすきに変な事をされたら面倒ですから」 さすがに1人にはさせてくれぬか。 「分かった、じゃあ着いてきてくれ」 私はそう言ってジュピターに背を向け歩きだした。 ジュピターは足音からするに数mは離れて着いてきているようだ。 私は隣の部屋の前に着くと、ポケットにいれていた手をだし、ドアノブを開ける振りをしてポケットの中で握っていた『移動系スケイル』を飲み、発動した。 スケイル[物質転送]
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