22人が本棚に入れています
本棚に追加
「ああ、実はまだ改良の余地があってな・・・」
ちっ、いつまで隠し通せるか。
「そんなバレバレのうそはやめましょうよ」
まっ、無理か。
だったら・・・。
「分かった、じゃあ隣の研究室から取ってくるから待っててくれ」
「いや、私も同行します。目を離したすきに変な事をされたら面倒ですから」
さすがに1人にはさせてくれぬか。
「分かった、じゃあ着いてきてくれ」
私はそう言ってジュピターに背を向け歩きだした。
ジュピターは足音からするに数mは離れて着いてきているようだ。
私は隣の部屋の前に着くと、ポケットにいれていた手をだし、ドアノブを開ける振りをしてポケットの中で握っていた『移動系スケイル』を飲み、発動した。
スケイル[物質転送]
最初のコメントを投稿しよう!