一章 ある晩の出来事

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「じゃあな!おつかれ~」 意気込んでたわりには皆、酒に飲まれ三次会で解散した。 僕は帰り道で、さっきの出来事に何か理由をつけ納得したくて思考を巡らせる。 確かに高架下だったし、暗がりだから気づかないっていう事もあり得る。 しかし鮮やかなターコイズブルーのワンピースを着ていた。 暗がりでも十分判断できたはず。 でも何故僕だけしかきがつかなかったのだろう… 僕はいつの間にかさっきまでの楽しかった時間を忘れ、あの女の事で頭がいっぱいになっていた。
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