一章 ある晩の出来事

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そんな賑やかな雰囲気の中、僕は、要の言った「この会も今日が最後か」という言葉を噛みしめていた。 そう今日が最後。 なんとなく空を見上げる。 真っ黒な絵の具に染められた様な空には星一つない。 そんな空を見てふと思った。 何の共通点もない僕らがこうやって集まる様になった事には何か意味があるんじゃないのかって… 訳もなくそう思った。
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