4人が本棚に入れています
本棚に追加
しんみりと物思いに耽っていると、頬に冷たい感触。
もう一度見上げた空には、さっきまでとはうってかわり白い小さな粒が夜空を彩っていた。
「あ…雪だ。」
自然とそう呟いていた。
「やっぱりな~どうりで凍りつきそうなはずだよなぁ」
雪を見た途端、寒さが増したのか、佐久は大袈裟に両腕をこすり体温を上げる動作をする。
「初雪だな…」
一斗は雪を見つめたまま、一足早い雪に見とれているようだった…。
最初のコメントを投稿しよう!