一章 ある晩の出来事
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僕もその光景にみとれ呆然と立ち尽くす。 が…チラチラ舞う雪の中、そこには似つかわしくない光景がそこにはあった。 この寒空の下、ターコイズブルーのノースリーブワンピースで立ちすくむ女。 黒いロングヘアーが微かに揺れている。 目の上で切り揃えられた前髪が大きい目を余計に強調させていた。 美人だけど気味悪い女。 それが、僕の正直な第一印象だった。
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