二章 転生

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「あー、成る程。これは夢か。さっきの殺されるシーンも含めて夢か」 「現実じゃよ」 ……アンタに言われても説得力ないよ。 「じゃあ証拠見せてくれよ」 「承知」 爺さんはそう言って、水晶玉を取り出した。 「これを見るのじゃ」 水晶玉を見ていると、映像が映し出された。 「これは?」 「今現在の下界の様子じゃよ」 水晶玉に映るのは、式場。 遺影には僕の写真。 遺族として俺の家族、親戚がいて、その他の席には学校の先生や、青髪ピアスな海斗、早苗もいた。 早苗は、泣きじゃくっていて、見ているこっちも泣きそうになる。
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