九章 使い魔

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完全に人型のシルエットになった瞬間、目も開けられない程の閃光が白龍から発せられた。 「うわ、眩しっ!?」 あんなの、直視したら失明するって。しなくても危ないのにさ! 「失礼した。もう大丈夫だ、目を開けて良いぞ」 先程までの威厳の有る声では無く、中性的な声が聞こえた。 恐る恐る目を開ける。一体、どんな姿になったのだろう? 「この姿なら問題あるまい。うむ、実に上手く変化出来た」 満足気な声を出し、自分の身体を見回す白龍。 その姿を見て、僕は膝から崩れ落ちた。 「確かに……確かに完璧に人間の姿だ。でも、でもなんで!なんで男の姿なんだ!?」 「え……?いや、まずかったのか?」 まずくはないけどさ……。ここは空気読もうよ。 使い魔で男って、今時有り得ないからさ。小説や漫画の中での話だけど。
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