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挨拶が飛び交う通学路を僕は歩いていた
すると、後ろの方から声がした
「おーい! 亮介」
「おはよ」
「何だ テンション低いなぁ~」
「低血圧で」
「お前、嘘着いただろ」
「ばれた?」
「ばればれだ」
そんな会話を交わしながら登校していると学校に着いてしまった
こんなに楽しく登校したのはいつぶりだろうか?
忘れるぐらいに前の事だ
僕は性格も内気で転向ばかりしていて、友達がいない だから、友達と話したりすることが、とても楽しい
正樹に知り合えてよかった
そして、午前中の授業も終わり、僕と正樹は、机を並べて、お弁当を食べていた
「おっ 亮介の弁当美味そうじゃん」
「食べていいぞ」
「本当かっ?」
「うん・・・」
「ありがとう! 久しぶりに手作り食べたよ」
「えっ? いつも何食べてるの?」
「俺、実は一人暮らしをしてるんだ、両親が単身赴任で」
「ならさっ、僕の家に来なよ、夕飯食べてって」
「本当か? 本当にいいのか?」
「うん・・・・」
「やったー」
正樹は思った以上に喜んだ
正樹も一人のつらさを知っているのだろう・・・
そして、正樹が僕の家に来る事になった
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