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「うんこみたいな話があるんだけどさ。聞く?」
「うんこみたいな話って、何?」
「今朝、腹が痛くてトイレに行ったんだよ。」
「いやそれ、みたいな話じゃなくて、の話だろ?」
「違うって!」
「そうなん?」
「でな、ハナクソほじりながら、うんこをしてたんだよ。」
「ほら!出て来ちゃってんじゃん!そのものがさ!しかも、ダブルで!いや、いい!その話もういいよ!」
「違う違う!」
「いや、何が?みたいな話なのに、まさかのご本人登場じゃん!もっとこう、常識知らずの人間に何かをされたとか、下らない失敗をしたとか、そんな話だと思ってたよ。」
「たまたまだって、たまたまうんこみたいな話の中に、うんこが出て来ちゃっただけの話なんだってば!ちゃんとそっち路線の話だから!ね?」
「こっち路線に話が展開しようが、気分悪いよ!何で、人のうんこ話の中のうんこみたいな話を聞かされなきゃならないんだよ!」
「いやいや、これがまた物凄くうんこみたいな話なんだって!面白おかしくって、感動して泣ける話なんだってば!」
「どんなうんこみたいな話だ!」
「聞かなきゃ損だよ?」
「だいたい、弁護士が裁判中に隣の被告人にする話かよ!」
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