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「説明はあとだ!」
「でも、説明してくれないと、何がなんだか判りませんよ?」
「馬鹿!」
「馬鹿?今、馬鹿って、言いました?」
「言ったから何だ!」
「ありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそ、何もお構い出来ませんで、もうそんな、頭を上げて下さい。」
「パーンチ!」
「ふんぎゃっ!な、何でパンチ?あんなに感謝してたのに?何でだろうか?」
「馬鹿って、言うからだ!」
「じゃあ!何故ゆえ感謝した!」
「罠です。絶対死ぬパンチが、必ず当たる様に油断させる為の罠です。」
「迂闊すぎたーっ!って、え?絶対死ぬパンチ?」
「はい。絶対死ぬパンチ。」
「なら、絶対死ぬじゃん!」
「ええ、だからこその絶対死ぬパンチですから。」
「何も絶対死ぬパンチじゃなくても、ほら、もっと他にパンチがあっただろ。」
「あとは?きゅうりしかないですね。」
「じゃあ!そのきゅうりで殴ればよかったじゃないか!」
「このきゅうりは、今日の晩御飯のメインディッシュですよ!?」
「それは、すまなかった。」
「と、見せ掛けてからのーっ!きゅうり切り!」
「な、何をしてんだ?」
「きゅうりの億切りです。」
「千でなくて?」
「億です。」
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