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「それでは!心臓にナイフを突き刺しても人間は生きていられるかの実験を開始する!」
「ちょっと待って下さい!」
「どーしたんだね?実験台君!」
「どーしたも!こーしたも!そんな無茶苦茶な実験するなんて聞いてませんよ!」
「まあ、言わなかったけど、実験台君はこうして、私の研究室に実験台として来ている訳だから、それはつまり、実験を了承したと言う事ではないのかな?」
「確かに、博士に街で声を掛けられて、2つ返事でOKしました!しましたけど、報酬がきゅうり1本で、誰がこんな無茶苦茶な実験が行われると思いますか!」
「価値観の違いかね?」
「いや、価値観とか問題外の話でしょ!って、きゅうり1本で人の心臓にナイフを突き刺してもいいと思う価値観って何なんですか!」
「なら、きゅうりを3本にしようじゃないか!それで、異論は無いな?では!実験を!」
「では!じゃねぇし!実験を!じゃねぇし!きゅうりのポテンシャルおかしいだろって!」
「私は、きゅうりを野菜の王様だと常日頃から思っている。それを3本も出すんだぞ!」
「でも所詮は野菜だーっ!!」
「……………ゴマ6粒ならいいのか?」
「何なんだ貴様はーっ!!」
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