占いは90%当たって10%外れる

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   僕は驚かないぞ。  あの人はさっき知り合ったばかりで僕の名前を知らない!  だからあの希望書は提出されても無効だ!  って事でいい加減職員室を教えてもらいたい。 「ほー。風見拓真くんか。いい名前だね」  うんうん。いい名前ですよね。  だってその名前は架空の……えぇー!? 「なんで僕の名前知ってるんですか!?」 「ほらこれ」  くるみさんは僕に柳欄学園の生徒手帳を見せてきた。  そこには『風見拓真』と書かれている。  あぁあぁ!!  昨日無くしても大丈夫なように名前を記入欄に書いたんだった!! 「何で僕の生徒手帳を持ってるんですか?」 「さっき襟を捕まえた時、君のポケットから落ちたからだ」  こんなことになるなら書かなければよかった…… 「ほな。職員室に入部届け出してきますわ」  
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