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翌朝、レイコに起こされてハナコが目を覚ますと、そこは宿泊先のホテルのベッドの上でした。
レイコはクシャクシャで汚れた少しの札と、数枚の写真をハナコに見せました。
ハナコは泣き崩れました。
ハナコは泥酔している間にイエローキャブとして働かされ、その時の様子を写真に撮られていたのです。
そして、レイコの持っていた札はその時の料金でした。
日本に帰国したハナコは、勤めていた会社を辞め、レイコに言われるままにイエローキャブとして生きていきました。
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