-君色-

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-君色-

白黒の世界に 色をつけよう どこを見ても 何を見ても 何も感じない 世界は 白と黒しかない はっきりした世界 あやふやを許さない世の中 そんな世界に 色をつけよう 君に 色を 私がつけよう その頬に その瞳に その唇に 様々色を 私の色で君を染めよう 私は君で染まろう 君と私の色を…… 君色の世界は 今までと違って 私には眩しかった でも 綺麗で 儚くて 見ていたい 君色の世界で私だけ 浮いてしまった 君色になれたと 思ってたのに 偽者は偽者でしかないの 私の色は 汚くて 危なくて 消えなくて 君になれない 私の色 君色に憧れて 君色になりたくて 私を 君色にして?
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