-ヴェロニカ-

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-ヴェロニカ-

救ってくれた貴方に 俺は一生を捧げよう 貴方に仕えよう この身が滅ぶまで 死にかけの 俺を救ったのが貴様で良かった でなければ 俺は殺されていただろう 味方を裏切り 敵国にきた俺を 救うやつなどいないだろう なのに 貴様は城に俺を連れていき 助けた そして 馬や剣 鎧を与えた ならば 俺は貴様に忠誠を誓おう 俺には 失うものなど無いのだから この身が滅ぶまで 仕えよう ある日 貴方に呼ばれた 俺の母国との 戦いの指揮を俺に任せたいと 貴方は言った 貴方のためなら 俺は自国を捨てる 貴方のために 戦いましょう 立地をよく知る俺だから 相手の作戦もわかった だから 裏をつこう 勝利に導きましょう 戦いに 勝利した だが 俺が指揮官だったため 貴方の民衆は 喜ばなかった そして 兵士も減っていった そんな時 奇襲がきた 準備も整わず 手薄な時に 俺は貴方を護りましょう 俺が道を 作ります だから 貴方はそこから逃げて この身が滅ぶまで 貴方に仕えよう 言葉を残し 俺は敵襲にこの身を投げた
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