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何をするにもまずは金から
「あーもう、息をするのもめんどくせー。金も無いし、家から出たくも無いし、金も無いし。戦士やめて実家のパブ継いだ方がよかったなこれ…疲れる割に給料少ねーし、所得が500G切ってるワーキングプアに未来はねーよ、もう。」
乗っけからふて腐れてるこの男の名は、ショー・リュウ(24歳 独身)。戦士になって早2年、最近は貸家(家賃150G)でごろごろの毎日が続いていた。
元々悪の組織なり怪物なり討伐するのに4人程度の勇者的なあどけない少年少女や魔法使い的な胡散臭い連中を使って命運を託すより、軍の兵士を送った方が手っ取り早くね?という、夢もくそもない状況から、どこぞのRPG的な職などもとから需要が無かった。リューもかくいう理由を理解していたので、傭兵的存在の戦士となったわけだが、今はこの始末であった。
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