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雪兎「双…君は主を困らせるのが好きなのかな?」
双「滅相もない!ただキバとオウは私が何とか出来ますがガオは雪兎様にしか懐いていませんし…
最近は特に暴れてましたからここは雪兎様と一緒の方が安心出来るかと思ってるので」
確かにガオは僕にしか懐いていないし一番の暴れん棒だ、そう考えると下手に暴れられて怪我人増やされるよりかはマシか…
雪兎「取り敢えず僕はガオ達を落ち着かせてくる、双は会長達の仕事でも見ておいてよ」
幾ら生徒会がそれぞれ仕事しているとしてもまだまだその量はあるだろう。
田辺先輩や鶴岡君についてはまた後で副会長に聞きに行くとして、今は下の騒ぎを収めなければならない。
雪兎「そうだ、ついでに彼等に仕事をこなす秘訣とかも教えといてあげなよ」
双「かしこまりました雪兎様!」
いい返事をして答えた双を見て大丈夫そうだな、と思った後に僕は生徒会室を後にした。
双「………さぁて、餓鬼共…雪兎様に任せられたからにはこの俺が徹底的にその無駄に整った顔面と脳内に叩きつけてやるからなぁ?
精々泣き出したりして逃げ出さないようになぁ?まぁ、逃がさないがよぉ」
「「「…………」」」
残された会長達はさっきとは全く雰囲気が違う双の言葉に何も言えなかった。
煙草を銜えてニヤリと笑いながら目付きを鋭くさせているその表情はまさに悪人顔である。
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