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僕達が食堂に入ってくるとやはりと言うべきか、五月蝿い悲鳴が響いた。さらに僕の顔を知っている人もいたからか、僕がどういう家柄なのかとか嫌というくらい聞こえくる。
自分から進んで変装しないで来たわけだがやはりこの目立つ髪もあってどうしても落ち着けない。
永久「どうした?いつにも増して表情が堅いじゃねぇか……」
雪兎「貴方に心配されるような事ではありませんので」
永久「ふぅん……?それは是非聞き出したいもんだな?」
何やら企むように僕の肩に腕を回してくれば顎を持ち上げられ見つめ合う状態になる。その行動により食堂はさっきよりも悲鳴が大きくなり児玉した。
雪兎「……何の嫌がらせですか?新手の羞恥プレイかなんかですか?」
永久「お前の口から理由を聞かないと気が収まらないからなぁ?あんまりに懐いてくれないからうっかり悪戯するかもしれないぜ……ククッ」
雪兎「しつこい男は嫌われますよ?」
永久「そうやって冷たくされちまうと益々燃えるな?」
いっそそのまま燃やされてしまえ、それからさっきまで騒いでいたのに何周りは悲鳴上げないで会話聞こうとしてんの?
しかもいつの間にか松葉君はいなくなってるし、こういう時こそ君の出番でしょうが
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